恩納村の概要
恩納村は沖縄本島のほぼ中央部西海岸側に位置し、北に名護市、東に宜野座村、金武町、うるま市石川地区(旧石川市)、南に沖縄市、読谷村の各市町村と隣接しています。
面積は50.79平方キロメートル(令和5年4月1日時点)で、南北に27.4km、東西に4.2kmと細長い形をしており、うるま市石川地区(旧石川市)と隣接する部分は沖縄本島の東西にもっとも狭い地域にあたります。
喜瀬武原が山間地にあるほかは、国道58号および県道6号線沿いの海岸線に14の字が点在しています。
西側は東シナ海に面し、東側は恩納岳を中心に、北から漢那岳、熱田岳、ブート岳、屋嘉岳、石川岳、読谷岳などの山々に囲まれ、さらにこれらの山々を源とする小さな川が40近くあり、山や川、海などの変化に富んだ自然豊かな村です。
サンゴ礁の広がる美しい海岸線が観光資源
戦前、戦後を通じて半農半漁の静かな村として時を刻んできた恩納村に、大きな転機が訪れたのは、本土復帰後開催された国際海洋博覧会以降。サンゴ礁の広がる美しい海岸線が観光資源として注目され、大型のリゾートホテルが競って並び建つようになったのです。
これから益々発展する恩納村
多くの村民が生業としてきた農業・漁業も、時代の流れに伴い大きな様変わりをみせています。農業ではこれまでのサトウキビ栽培に加えて、ランやキクなどの花卉、熱帯果樹、野菜類など多様な作物が栽培されています。漁業も「獲る漁業」だけに頼らず、モズクやウミブドウなどの養殖漁業が年々成果を上げています。
観光と結びついた工芸産業、商業、サービス業などが芽生えてきており、恩納村では新しい世紀へ向けての村づくりが着々とすすんでいます。