駆除目標と現在の状況

オニヒトデ駆除の目標と現在の状況

サンゴ礁の保全 

恩納村海域では、13年の大規模なサンゴ白化以後に加入した、着床後1~2年目のサンゴが多いので、これらのサンゴを守る必要があります。まず、水温が上昇し、オニヒトデが動き出す2~3月にリーフ内のオニヒトデを駆除します。その後、リーフ外から 上がってくるオニヒトデの状況を監視し、産卵期前の6月までに集中的に駆除します。 
その後は、オニヒトデの密度状況を見て秋に駆除します。よって、駆除は春、初夏、秋 の3回行います。数値目標は、1人で1日6時間の駆除作業で、20個体/人/日以下になるまで、密度を下げます。

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オニヒトデ産卵数の抑制 

オニヒトデの大発生を防ぐには、産卵数を抑制する必要があります。まず、オニヒトデはサイズが大きくなると産卵数が飛躍的に増加しますので、産卵期前に大型個体を徹底的に駆除します。 
数値目標は、産卵期前の6月時点で産卵サイズの直径20㎝以上の個体が1人で1日6時間の駆除作業で、5個体/人/日以下になるまで、密度を下げます。 

オニヒトデの適正個体数  

 恩納村を5海域に分け、それぞれの海域で1,000個体/年以下とします。  

オニヒトデの適正産卵群数 

 その年の7月から翌年の6月までに採捕した、直径20㎝以上の個体の総数をもって、その年の産卵群数とします。 よって、その年の産卵群数は、1年後にしか判りません。数値目標は、恩納村全体で1,000個体/年以下とします。  
エ.  サンゴ生息状況調査及びオニヒトデ駆除の評価 
 オニヒトデ密度は、サンゴの生息状況調査により、20cm以上の産卵群数は、2年後のオニヒトデ発生数より適正かどうか評価します。  

オニヒトデの産卵群数(7月から翌年の6月まで) 

平成14年 2,982個体
平成15年 2,043個体
平成16年 2,364個体
平成17年   919個体

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海岸線
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